主な感染経路は3通り

鶏肉、牛レバーを使った料理

カンピロバクターに感染する原因として1番多いのは鶏、豚、牛などの肉、レバーなどのホルモン系からの感染です。ユッケ
肉の場合、家畜をさばいたり食用品に加工する時点でその家畜の消化器系に居るカンピロバクター菌が作業者の手やナイフ、包丁、などの道具を介して肉に移り増殖感染といった流れがあります。
最初に家畜を処理する段階で気をつけたり、調理の段階で気をつけたり様々対策は取れますが家庭内で気をつけるならば、生肉、ホルモンなどの消化器系を取り扱ったまな板、包丁、布巾など一式は野菜などの生で食べるものの調理には使用しないということです。
また、肉とホルモンもできれば別に扱った方がいいでしょう。
そして調理の際にはしっかりと火を通し、半生で食べることのないよう気をつけましょう。
中心温度が65°C以上になれば菌は死滅すると言われていますので余裕をもって70°C以上で1分以上の加熱をすれば安心できます。

まな板や包丁

まな板や包丁も感染経路になってしまいます。
前項でも書きましたが肉を切ったまな板で他の食材を切って使用すると菌が移ってしまい感染の原因になります。
まな板や包丁、布巾などは肉・魚用とそれ以外用で分けた方がいいでしょう。
もし分けれない場合、他の食材を切る前に毎回洗剤で洗うことでかなり感染は防止できます。
カンピロバクターは熱に弱いので70°C〜80°Cの熱湯で殺菌できます。しっかりと洗浄し、さらに熱湯消毒もすれば安全性はグッと高まります。
その他にも生の肉や魚など感染源に直接触れるものはこまめな洗浄を心掛けましょう。
意識するのとしないのではそれだけで結果は違ってくるものです。





ペットの保菌

感染源としてあまり知られていないのが犬猫などペットからの感染です。
家畜と同じように犬猫の消化器系にもカンピロバクター菌が存在しています。
犬や猫は色々な物を舐めたりします。犬の顔
糞尿から口を経由して人間とのコミュニケーションなどにより人間にカンピロバクター菌が感染してしまうことがあります。
室内でペットを飼っている方は特に、普段ペットが舐めたり遊んだりする道具の消毒や糞尿の処理時には特に注意し、ペットとキスをしたりなど感染源とのそういった接触も避けましょう。
ペットと触れ合ったあとは手洗いを徹底することが大切です。