カンピロバクターを治すには

病院で処方される薬

一般的にカンピロバクターに感染した場合の治療方法は自然治癒です。
体が自分自身で下痢や嘔吐で菌を体外に排出し正常な状態に戻していきます。
受診した際に薬が出されることもありますが、解熱剤や整腸剤、他にもその時その人の辛い症状を和らげる薬が出されるだけで、カンピロバクターを直接治すというものではありません。

それに、熱が出るのは菌を殺すために体が熱発しており、下痢や嘔吐も菌を体外に排出する為に体がしていることであり、それを止める=病状回復を遅らせるだけです。

ですので、カンピロバクターに感染した際は基本的に熱発や下痢や嘔吐による脱水を防ぐ為にスポーツドリンクなどの吸収率のいい飲み物で水分補給をし、無理なく採れる分の栄養を取り、とにかく休養する事が最大の治療方法です。
グラスに入った水

体の倦怠感や頭痛、高熱にも襲われて活動意欲は自然と湧かないとは思いますがそうではなくても症状回復までは安静にしているのが一番ですね。

医療機関を受診し処方される薬は、解熱剤や整腸剤がほとんどでその薬も例えば40°C近くの熱が数日続き体力的にもどうしても辛ければ解熱剤を服用するとか、日数が進んでも下痢の回数も量も減らずに辛い時に整腸剤を飲んで症状をゆるやかにするだとかそういう薬ですので本当に辛い時だけに服用するようにしましょう。







家庭での注意事項

家庭で注意する事は二次感染です。
家庭内でカンピロバクターが発生した場合、感染者の吐物や便、トイレ内や洗面台周りの感染者が触れた場所などを介して他の家族に感染しないよう対処していかなければなりません。ドアノブ

特にまだ抵抗力がついていない幼児や、抵抗力が低下しているお年寄りが家族内にいる場合、感染力が強いカンピロバクターは少数の菌でも感染してしまう為充分に気をつけなければいけません。
基本的に感染者がきちんと手洗いをし、触れた場所(特にトイレ内や洗面台周りなど)の消毒をきちんとして、他の家族も手洗いを徹底すれば二次感染は防げるので意識して感染防止をしていきましょう。

あと家庭内で家庭内に感染原がある可能性がある場合、特定しそこに関わった調理器具なども消毒し殺菌した方いいでしょう。
しかしカンピロバクターは潜伏期間が長めなので感染源が家庭内で気づいた時には複数の感染者がいるということも充分に考えられますので感染したら医療期間を受診し、全員感染に至らないようにしましょう。

日頃から免疫力を意識する

菌やウイルスに感染しても、人それぞれ症状が違うのはなぜでしょう。
重症化する人もいれば、ちょっとお腹が痛いかな?程度の人まで様々です。
あなたの体がもつ防衛システムを最大限に発揮させる秘訣を紹介します。

よく噛んで食べよう

食べるときによく噛むと、多くの唾液が出ます。
唾液を構成する酵素には、消化酵素のアミラーゼやマルターゼ、リパーゼなど他に、リゾチームという細菌の細胞壁を分解する酵素も入っています。
また、唾液に含まれる糖たんぱくであるラクトフェリンは、直接細菌に付着して細菌が増殖するのを抑えてくれます。
更には、免疫グロブリンIgAが口の粘膜から分泌されて侵入してきた細菌を真っ先に抑え込みます。
いいものも悪いものも口から入りますが、まずは唾液という門番さんが悪いものを退治しやすい環境を作ってあげましょう。

ストレスをなくそう

胃液に含まれる胃酸は、最強の防衛力です。細菌のほとんどはたいていこの胃酸にやられて排出されてしまいます。
しかし、胃というものはメンタルに左右されやすく、ストレスを受けると胃液の分泌量が減り殺菌力が劣ってしまいます。
メンタルがストレスと感じていなくてもストレスになる行為とは、、、

  • 夜更かし(睡眠不足)
  • タバコ
  • お酒
  • 偏食
  • 運動不足

これらを毎日毎回続けることがないよう意識しましょう。
運動はウォーキング程度の軽いものを1日20~30分行うだけでも違いますよ。
近場のお買い物をなどをたまには歩いてみるのもよいでしょう。

腸内環境

胃と同様、腸も快調にしておきましょう。
前述のストレスの要因は便秘にもつながります。食物繊維や乳酸菌は腸にとっての必須のアイテムだと思ってください。
ヨーグルトのように生きた乳酸菌で新たな腸内の善玉菌を増やし、生菌のエサとなる死菌体(サプリメントなど)の摂取でさらに生きた乳酸菌を強靭にしてあげましょう。

サプリメントにちょっと助けてもらう

他にも、免疫力を高める食品(サプリメント)の一つとして、プラセンタが有名です。
肝機能の改善や更年期障害の治療のために、医療機関では薬として処方されています。
市販のプラセンタを選ぶことが困難に感じるほど、サプリメント界には多くのブランドが並んでいます。
医療向けのプラセンタを製造しているメーカーのものを選ぶなどして、補助的に摂りいれてみてはいかがでしょうか?