カンピロバクターに感染するとどんな症状が現れるのか?

病気で寝込む子ども

カンピロバクターに感染してでる症状は、悪寒、頭痛、発熱、腹痛、下痢、嘔吐、などが主な症状で他の食中毒と同じような症状です。
いきなり下痢をしたり嘔吐したりという訳ではなく、感染初期は悪寒や頭痛から始まることが多いです。

それから倦怠感や熱がでてきて、よく知られる腹痛、下痢、嘔吐の症状がでてきます。
熱は39℃〜40℃くらいまで上がる方もいるようでインフルエンザのようですね。


しかし、腹痛、下痢、嘔吐はインフルエンザでは見られない症状で、咳や鼻づまりなどの症状がでるわけでもないので似ているようで全く違った感じの症状になります。

なぜ熱が上がるのかというと、体が体内の菌を倒そうとして熱を上げる為です。
インフルエンザの場合も同じ意味で熱が上がります。

実際カンピロバクターは30℃〜38℃の間でしか活動できないので理にかなっていますね。
症状は3日〜4日で治るといわれていますが、菌が体外に排出されて完全に容態が回復するまではもっと日数がかかります。

症状の多くは菌を体外に排出したり、活動を弱らせたりさせるための体の防衛機能が働いての症状なので、それが治る=回復とみていいでしょう。





どうすると感染しやすい?

肉に完全に火を通さずに食べたり、生肉を調理したまな板で野菜など生で食べるものを調理して食べた場合に感染しやすいとされています。

夏であればバーベキューなどでそういった感染しやすい環境、状況が生まれることが多く、冬であれば気温が低いから大丈夫という勘違いから、調理時にちゃんと肉に火を通さなかったり、暖まった室内に長時間放置したりなどが感染しやすい環境を作ってしまっています。

人から人にうつる?

人から人にうつる可能性は稀です。嘔吐物の処理

一般的に感染経路といえば、経口感染、空気感染、飛沫感染、接触感染、血液感染など様々ありますが、カンピロバクターの場合は接触感染です。
便を介しての感染、嘔吐物を介しての感染が主な可能性としてあげられますが、やはり1番可能性があるといえば嘔吐物を介しての感染でしょう。

感染者の嘔吐物を片付ける際それに直接触れてしまったり、または間接的に触れてしまったりした後手洗いや洗浄が不十分であったとき、菌が付着した状態で食べ物を食べたりして感染に至るケースがあるでしょう。

しかしインフルエンザやノロウイルスのように、人から人への感染が多く見られる感染症ではないので、基本的な事に気をつけていれば簡単に人から人に感染することはないでしょう。ただ感染しないわけではないので油断は禁物ですね。