専門機関での検査の必要性

カンピロバクターの発見は検便

検便の必要があるのは誰?
感染の可能性がある全員が検査をした方がいいでしょう。
例えば家族で牧場に行き、乳搾りなど様々な体験をしてきた後数日後にその家族の内の1人がカンピロバクターを発症した場合、とりあえず一緒に居た家族全員医療機関にて検便検査を受けた方がいいでしょうということになります。牧場のホルスタイン

もしも同じタイミングでの行動(上記の例の場合は牧場での体験)に原因があるのであれば他の家族達にも感染の可能性は十分あるからです。
潜伏期間が長い為、家族内では収まらず周りにも感染拡大してしまうケースも考えられるのでそういう場合はしっかり医療機関を受診し、感染の有無をはっきりさせた方が無難でしょう。

厚生労働大臣の登録を受けている検査機関で

今までは厚生労働大臣の指定する検査機関での検査ということになっていましたが、平成15年の食品衛生法の改正より、条件を満たしていれば厚生労働大臣の登録(認可)を受ければそこの検査機関でも検査を行えるようになりましたので、まずは最寄りの検査機関に連絡をし登録を受けているかどうか聞いてみましょう。
登録を受けていない場合はどこに登録を受けている検査機関があるか聞いてみると教えてもらえると思います。
基本的に健診センターなどは当てはまっていると思いますので、どこに連絡すれば、、、と迷った場合は最寄りの健診センターか大きい総合病院に連絡するとよいでしょう。





食品取扱者、学校給食、保育園、水道関連従業者の健康管理におけるポイント

食品取扱者や集団給食施設、水道関連従業者などの場合、それぞれの職場により法に定められた頻度での検便検査や健診がそれぞれあります。
例えば検便は基本的に月1〜2回はすると思いますし、健診は多いところでは年に4回やる会社もあるようです。
それだけそういった職業の場合は厳しく、健康の質を問われているのが日本です。
その中でも感染の事例が報告されるわけですので普段の生活から予防意識をもつことが大切です。
検便が月1〜2回あればカンピロバクターの場合は健康保菌者であってもすぐに発見できるでしょう。

健康管理としては、普段の生活から食肉の扱いには十分に注意したり、感染する可能性がある行動をとった場合手洗い消毒を徹底し感染予防に努めるなど、日々の意識を高く持つ事が大切です。
そういった職に就いている人は職業柄、感染症に対する知識はあると思いますし、各職場で研修会などある職場もあるでしょうからその知識を普段の生活にも意識的に組み込んでいければ高い予防効果を発揮するでしょう。
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